AI子規

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写真を見て俳句を詠む「AI子規」


 半分趣味、半分勉強で、Python(パイソン)というプログラミング言語でAI(人工知能)を利用した簡単なプログラムを作っています。今回はサンプルとして、写真を見て俳句を詠む「AI子規」を作ってみました。AIで写真を分析し、写っているものに合う子規の俳句を選択、そしてその俳句をスピーカーから音声で再生するという仕組みです。

 AIサービスはAmazonの「Rekognition」と「Polly」を利用しています。
 Rekognitionは写真を分析し、写っている物を抽出するAIです。図@の写真を解析させると、柿、寺のほかに、人、仏塔、植物などのキーワードが抽出されます(実際は全て英語表記)。
 Pollyはテキストファイルを音声ファイルに変換するAIです。日本語の場合はイントネーションがいまいちで、若干違和感はあります。

 今回はあくまでもお遊びなので、5パターンほどの俳句しか読めません。ちゃんと作ろうとした場合は、写真解析の精度向上、俳句データベースの整理(キーワードによるラベル付け)、季節や時間帯の要素を考慮するなど複雑な条件付けも必要になってくると思います。そういった難しいものは誰か専門の人が作ってくれるだろうと他力本願で期待しているところです。


 ※参考書籍 : AWSでつくる AIプログラミング入門(秀和システム)
 ※柿の写真は手持ちがなかったので、フリー素材の「Photo-Pot」を借用しました。