「翔ぶが如く」 × 「坂の上の雲」
～ 西南戦争編 ～
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西南戦争従軍者
官軍の主な従軍者と当時の階級は下記のとおり（太字は「翔ぶが如く」の登場人物）。
【征討軍従軍者】
征討総督府参軍 ： 山県有朋中将
征討総督府書記 ： 福島安正（当時は陸軍省の文官）
新選旅団大隊長 ： 立見尚文少佐 （城山の私学校攻撃を担当）
新選旅団突撃隊長 ： 浅田信興中尉（日露戦争時の近衛師団長。城山の岩崎谷口方面担当）
第二旅団参謀長 ： 野津道貫大佐（高瀬会戦、吉次峠攻撃などを指揮）
第四旅団司令長官 ： 曾我祐準少将（当時は陸軍士官学校長）
別働第一旅団司令長官 ： 大山巌少将（田原坂攻撃から第二旅団長を兼任）
歩兵第十二連隊長 ： 黒木為楨中佐（衝背軍の先鋒として北上）
歩兵第十四連隊長心得 ： 乃木希典少佐（植木で軍旗を奪われる）
歩兵第十四連隊付 ： 東條英教軍曹
別働第三旅団参謀長 ： 山地元治中佐（人吉方面の攻撃を指揮）
歩兵第十一連隊長 ： 川村景明少佐
近衛歩兵第一連隊第一大隊第一中隊長 ： 寺内正毅中尉（田原坂で負傷）
【熊本鎮台】
司令長官 ： 谷干城少将
参謀長 ： 樺山資紀中佐（戦闘指揮中に負傷）
参謀 ： 児玉源太郎少佐（負傷した樺山に代わり作戦を指揮）
参謀 ： 川上操六少佐（薩軍撤退後に竹田方面進軍部隊を指揮）
参謀 ： 大迫尚敏大尉（緒戦で偵察隊を指揮。突囲隊にも奥の副官として参戦）
歩兵第一大隊長 ： 奥保鞏少佐（突囲隊を指揮し包囲網を突破）
歩兵第三大隊長 ： 小川又次大尉（侵襲隊として突囲隊の攻撃を援護）
この他、連隊付将校として梅沢道治中尉、少尉候補生として中村覚、一戸兵衛が従軍。また、陸軍士官学校二期生の井口省吾、伊地知幸介、大迫尚道も征討軍付として従軍している。
大津事件でニコライ二世を切りつけた津田三蔵も大山率いる別動第一旅団の下士として従軍していた。津田はニコライ来日時の「西郷隆盛が実はロシアで生存していて、ロシア皇太子と共に帰国する」という噂を真に受け、西南戦争での手柄が取り消されることを恐れて凶行におよんだとも言われている。