ごてごてと 草花植えし 小庭哉

朝顔の 花木深しや 松の中

明月の 今年は遅き 芒かな

家主が 植えてくれたる 松の秋

うしろ手に 百日草や 萩の花

朝顔に からむ隣の 瓢かな

萩低く 芒の風を かぶりけり

枝折れて 野分の後の 萩淋し

くれないの 二尺伸びたる 薔薇の芽の 針やはらかに 春雨のふる

椎の實を 拾いに来るや 隣の子

邪魔になる 松を伐らばや 草の花

引き残す 松葉牡丹や 秋の風

雨だれの 秋海棠に かかりけり

蓑笠を 掛けて夜寒の 書斎かな