瀋陽市内

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  「老辺餃子館」という地元でも有名な餃子料理の名店で昼食をとったあと、瀋陽故宮に向かいました。現在、瀋陽市内は都市開発が進んだために城壁は全部壊されてしまい、「奉天」と呼ばれていた頃の面影はありません。

  

 今は一カ所だけ、崩れた城壁と楼閣の残骸で再建したものがあるだけです。



 瀋陽故宮の入り口。瀋陽故宮は1625年に後金の皇帝ヌルハチ(清朝の開祖)とホンタイジ(二代目皇帝)によって建てられた宮殿で、建築様式は漢、満州、蒙古の各民族の様式が融合しています。規模は北京の故宮(紫禁城)の12分の1。2004年には世界遺産に登録されたところです。



 故宮東側の建造物群は最も古いヌルハチ時代のものです。この大政殿は皇帝が式典などを行った建物で、清朝建国の式典などが行われました。八角形なので八角殿とも呼ばれています。正面の柱には皇帝の象徴である金の龍が絡みついています。

 大政殿前広場の左右にある建物。大臣に相当する右翼王、左翼王の執務室と八旗(清の主要軍事部隊)の建物が合計10棟あるので十王亭と呼ばれています。ここには八旗の武具などが展示されています。





故宮中央部にある崇政殿。これはホンタイジ時代の正殿で、皇帝の執務室として使われていました。



 崇政殿内部にある王座。

 この他、西側の建物には陶磁器や皇帝の服などが展示されていました。今回の旅で中国っぽい見学地(&写真)はこの故宮だけです(^^;)。日露戦争とはほとんど関係ない場所ですが、こういう場所にも行っておかないと中国に行った気がしませんよね。

 

 故宮の次に向かったのは蒸気機関車陳列館。市街地からバスで約30分ほどの所にあります。


ここには中国、アメリカ、旧ソ連、ドイツ、日本など9カ国の汽車(本物と複製)が展示されています。内部は撮影禁止となっていますが・・・・、


 日本人観光客はこの「アジア号」の撮影だけOK。この陳列館の建造費の半分は日本の有志からの寄付金だったので、特別に撮影が許可されています。満鉄の特急アジア号は完成当時は世界一の速さでした。現在は保存のために塗り替えられていますが、元々はもう少し薄い色だったようです。
 機関車を一通り見学したあと、最後に案内されたのは一番奥の展示スペース。そこには陶磁器や翡翠など、場違いな物ばかりが展示されていました。中にはヌルハチの墓から出土したという物まで!各地の博物館から集められた貴重な品々だそうです。で、何でそんな貴重な物がこんな所にあるのかというと、

職員「これらの品は非常に貴重な物なんですが、この陳列館の運営資金に充てるために、みなさんにお譲りしたいと思います。これは3週間の特別展示品で、今日が最終日なんですよ。この陶磁器や翡翠など8点すべてと、さらにこの棚もお付けして、なんと全部で88万円です!」

 ・・・・・。 もちろん、誰も買っていません。 安すぎるでしょ(笑)。 ほとんどの方が、「あれを『なんでも鑑定団』に持っていて鑑定してもらったら、全部で1万円とか言われるんじゃないのかなぁ」と言って笑っていました。



 このあと再び市内に戻り、瀋陽駅(旧奉天駅)前を通過。東京駅に似た外観でしたが、車窓からの撮影は失敗したのでここには載せていません。あとは旧大和ホテルと土産物店に立ち寄ってから宿泊するホテルに向かいました。

シェラトンシンヨウリドホテル。瀋陽で一番大きなホテルです。

 

 ここに荷物を置き、最後の晩餐へ。この日の夕食は宮廷料理でした。 まずは恒例の乾杯挨拶指名。 

添乗員さん 「さて、今夜がこの旅行最後の夕食となりました。今回の乾杯のご挨拶を誰にして頂こうかと色々と考え、三笠保存会の方ともご相談いたしました。その結果、最初の夜は参加者最年長の方にして頂いたわけですから・・・、」

  

ん?? まさか・・・・・(汗)、

  

「・・・やはり、これからの時代を担っていく若い世代の方にお願いしようということになりまして・・・・、」

  

や、やばい・・・・、

  

「・・・今回のツアーの最年少参加者であるよ〜いちさんにお願いしたいと思います」

 

 

( |||)

 

 

 ・・・・・・マジっすか!? 

 

 学生時代にサークルの飲み会とかで少しだけやったことはありますが、ツアー最後を締めくくる大切なご挨拶ということで非常に緊張しました。そのせいでちょっと足が震えましたし、何を言ったのかも半分ほど忘れましたが、何とか無難に挨拶をこなしました(多分)。 こうして3日間の旅も終わり、翌朝の飛行機で帰国しました。


 今回の旅は、今までの気ままな一人旅と違って初めての団体旅行。一人で黙々と見ている時よりも、多くの方々と楽しみながら見学することが出来たので、とても充実した旅になりました。機会があればまた同様のツアーに参加してみたいと思っています。