子規全集

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子規全集

書名

子規全集

号数

第一巻〜第二十二巻

編集

高浜虚子、河東碧梧桐

出版

改造社

初版

昭和四年


 「子規全集」は、大正期に刊行されたアルス版「子規全集」全15巻、昭和初期に刊行された改造社版「子規全集」全22巻、そして司馬さんが監修に携わった講談社版「子規全集」全25巻の3種類があります。
 今となってはどれも絶版で入手困難ですが、講談社版は市立図書館などで貸し出されている場合もあります。付録として収録されている資料も含め、内容が最も充実しているのは一番最後に出されている講談社版です(秋山真之からの手紙も収録されています)。ただ、古書店でも1冊あたり2000円前後、全部揃えようとすると5万円以上かかってしまいます。
 アルス版、改造社版は全巻揃いで1万円〜2万円で入手することもできます。我が家にあるのは改造社版。全巻揃いですが、19巻のみ函無だったせいかオークションでかなり安く入手できました。講談社版と比べるといくつか抜けている作品もあるのかもしれませんが、そういったことが気にならないのであれば、戦前の全集でも十分だと思います(とりあえずたくさん読めればいい、という程度であれば)。


改造社版「子規全集」目次

号数

目次


第一巻
 「俳句全集 壱」

 寒山落木 巻一(明治十八年−二十五年)
 寒山落木 巻二(明治二十六年)
 寒山落木 巻三(明治二十七年)

第二巻
 「俳句全集 弐」

 寒山落木 巻四(明治二十八年)

第三巻
 「俳句全集 参」

 寒山落木 巻五(明治二十九年)
 俳句稿   巻一(自明治三十年−三十二年)
 俳句稿   巻二(自明治三十三年−三十五年)

第四巻
 「俳論及俳話 壱」

 向井去来
 獺祭書屋俳話
 水野南河君に質す
 歳晩閑話
 歳旦閑話
 雪の旅
 昔の若草(今の若草)
 雛祭り
 俳人の奇行
 古人調
 句合わせ
 菊の園生
 芭蕉翁の一驚
 芭蕉雑談
 雛の俳句
 俳諧一口話
 募集発句抜粋
 亡友山寺梅龕
 地図的観念と絵画的観念
 字余りの和歌俳句
 俳諧と武事
 俳諧大要
 獨吟百韻
 俳句二十四體
 俳句問答
 我が俳句
 質問に答ふ
 獺祭書屋俳話正誤
 明治二十九年の俳句界
 俳諧反故籠
 俳句と漢詩
 吉野拾遺の発句
 俳人蕪村
 一茶の俳句を評す

第五巻
 「俳論及俳話 弐」

 試問
 募集句の事
 与謝蕪村を評す
 俳句分類
 行脚俳人芭蕉
 明治三十年の俳句界
 「新俳句」のはじめに題す
 ト筮十句集を評す
 曝背聞話
 或問
 俳人の手蹟
 雑感
 古池の句の弁
 俳句分類
 朝顔句合
 俳諧無門関
 句合の月
 蕪村と几董
 俳諧かるた
 俳句新派の傾向
 明治三十一年の俳句界
 俳句の初歩
 募集俳句「凍」に就きて
 五傑集の叙
 梅
 俳人太祗
 幻住庵の事
 募集句「手」に就きて
 俳句と聲
 募集句「木の芽」に就きて
 随問随答
 募集句「妻」に就きて
 俳句評釋を読む
 楢の雫
 蕪村句集講義に就きて
 雅号に就きて
 柚味噌の事
 俳諧三佳書序
 車百合に就きて
 明治三十二年の俳句界
 糞の句
 奇想変調録
 一句二題
 俳句上の京と江戸
 召波樗良句集序
 病牀問答
 病牀俳話
 獺祭書屋俳句帖抄上巻を出版するに就きて思ひつきたる所をいふ

第六巻
 「歌論及歌話」

 竹の里人曰く
 歌よみに與ふる書
 再び歌よみに與ふる書
 三たび歌よみに與ふる書
 四たび歌よみに與ふる書
 五たび歌よみに與ふる書
 六たび歌よみに與ふる書
 七たび歌よみに與ふる書
 八たび歌よみに與ふる書
 九たび歌よみに與ふる書
 十たび歌よみに與ふる書
 あきまろに答ふ
 人々に答ふ
 歌の題
 五七五七七
 一つ二つ
 賀の歌
 歌の評の評
 万葉集巻十六
 曙覧の歌
 歌話
 短歌を募る辞
 再び短歌を募る辞
 短歌愚考
 七日会咏草歌評
 三たび短歌を募る辞
 草径集を読む
 磐之屋歌集を読む
 「こやす」といふ動詞
 第三回募集短歌に就きて
 短歌第二句切の一種
 竹里歌話
 万葉集を読む
 竹の里人曰く
 募集歌「読平家物語」
 旋頭歌を募る
 御題の短歌を新年の紙上に載することに就きて
 短歌の調子
 短歌小会
 短歌第二会
 短歌第三会
 短歌第四会
 短歌第五会
 鹿の巻抄
 短歌第六会
 落葉の巻抄
 一月短歌会
 笠の巻抄
 二月短歌会
 三月短歌会
 陶器の巻抄
 春夜の巻抄
 四月短歌会
 鎌倉懐古の巻抄
 五月短歌会
 入獄談を聴く
 芝居の巻抄
 線香の煙
 六月第二会
 報東々幾数の巻抄
 七月短歌会
 七月第二会
 星の巻抄
 八月短歌会
 八月短歌第二会
 九月短歌会
 九月短歌第二会
 鬼の巻抄
 十月短歌会
 橋の巻抄
 十一月短歌会の歌

第七巻
 「和歌 新体詩」

 竹の里歌(明治十五年、二十一年 - 三十五年、年次不詳)
 新体詩 魔笛
 父の墓
 小虫
 戈
 筆
 四季
 音頭の瀬戸
 園の秋
 金州雑詩
 洪水
 病の窓
 明治二十九年
 筆はじめ
 新年
 新年雑興
 老嫗某の墓に詣づ
 田中館甲子郎を悼む
 少年香庵を悼む
 古白の墓に詣づ
 おもかげ 皇太后陛下の崩御遊ばされたるをいたみたてまつる
 蒼苔を憶ふ
 子の愛
 俚歌に擬す
 花草
 奈翁仮面の図を見る
 微笑
 花四種
 病中新年
 花売る歌
 豊年の歌
 猩々
 菊合せ
 村の光
 芒老ゆ
 内地雑居の歌
 富士山
 古城の月

第八巻
 「随筆 第一」

 松蘿玉液
 墨汁一滴
 病牀六尺
 仰臥漫録
 仰臥漫録 第二

第九巻
 「随筆 第二」

 旧都の秋光
 俳句時事評
 文学雑談
 根岸庵小集の記
 伊予の一奇儒
 送松宇先生序
 不忍十景に題す
 羽林十枝
 陣中日記
 思出るまゝ
 養痾雑記
 棒三昧
 秋のはじめ讃評
 新年二十九度
 従軍紀事
 三十棒
 海嘯
 「東西南北」序
 俳句返却届
 天長節の曲
 ほとゝぎすの発刊を祝す
 賤の涙
 風流の寃罪
 墨のあまり
 「ほとゝぎす」の一周年に際して
 蕪村忌
 關l陂b
 拝啓
 すずし
 東洋八景
 国都
 「べく」
 十年前の夏
 土達麿を毀つ辞
 立待月
 文学美術漫評
 雲
 山
 吾幼時の美感
 四百年前の東京
 四百年後の東京
 灯
 恋
 病牀譫語
 室内の什物
 赤
 牡丹句録
 夏の草の花
 庭
 病牀瑣事
 墓
 発兌保等登芸須第三巻第一号祝詞
 星
 夜寒十句
 佐藤宏君
 新刊紹介
 消息
 鶴物語
 銅像雑感
 犬
 画
 我室
 我家の長物
 ホトゝギス第四巻第一号のはじめに
 人の紅葉狩
 病牀読書日記
 蕪村寺再建縁起
 書中の新年
 吾寒園の首に題す
 一日記事につきて
 命のあまり
 病牀苦語
 徒歩旅行を読む
 天王寺畔の蝸牛盧
 「病牀六尺」未定稿
 発句経譬喩品

第十巻
 「小説、紀行、小品」

 小説 月の都
 一日物語
 当世媛鏡
 曼珠沙華
 花枕
 月見草
 我が病
 紀行 かけはしの記
 旅の旅の旅
 大磯の月見
 日光の紅葉
 高尾紀行
 鎌倉一見の記
 はて知らずの記
 発句を拾ふの記
 上野紀行
 そぞろありき
 王子紀行
 間遊半日
 総武鉄道
 夕涼み
 道灌山
 本郷まで
 小石川まで
 亀戸まで
 小品 小園の記
 車上所見
 雲の日記
 夢
 蝶
 酒
 夏の夜の音
 旅
 ゐざり車
 飯待つ間
 柚味噌会
 闇汁図解
 根岸草盧記事
 熊手と提灯
 病
 新年雑記
 ランプの影
 車上の春光
 明治卅三年十月十五日記事
 初夢
 死後
 くだもの
 煩悶
 九月十四日の朝

第十一巻
 「少年時代創作篇」

 筆まかせ 第一編(明治十七年−二十二年)
 筆まかせ 第二編(明治二十三年)
 筆まかせ 第三編(明治二十三年)
 筆まかせ 第四編(明治二十三年−二十五年)

第十二巻
 「少年時代創作篇 第二」

 自笑文章
 東海紀行
 少年時代詩篇
 無何有洲七艸集
 子規子
 水戸紀行
 水戸紀行裏四日大尽
 しやくられの記
 かくれみの
 無花果草紙
 手つくりの菜
 つづれの錦
 論文及雑篇
 竜門
 山吹の一枝

(以下、準備中)