スペシャルドラマ「坂の上の雲」
第三回「国家鳴動」

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あらすじ

 大日本帝国憲法が発布された明治22年、子規(香川照之)は突然喀血した。肺結核であった。しかし、子規は安静にせず「ほととぎす」の句を作り続けた。血に啼くような声に特徴があるホトトギスは「子規」とも書く。「子規」の俳号はこの時からはじまった。
 その年の夏、松山で病気療養生活に入った子規のもとを真之(本木雅弘)が見舞いに訪れた。この帰省の最中に真之は鎮台兵とお囲い池で騒動を起こす。しかし、父 八十九(伊東四朗)が警察に出向き、事態を収拾させた。翌23年、兵学校を卒業し遠洋航海に出た真之は、その父の死を海上で知ることとなる。
 一方、フランス留学中であった好古(阿部寛)は明治24年に帰国し、騎兵中隊長、士官学校の馬術教官などを歴任。25年には母 貞(竹下景子)を呼び寄せ、さらに26年には陸大時代の下宿先であった佐久間家の長女 多美(松たか子)と結婚した。

 その頃、清国北洋艦隊が親善名目で来航し、また朝鮮で東学党の乱が起こるなど、国内外では緊張感が高まりつつあった。慎重な対応を求める伊藤博文(加藤綱)に対し、陸奥宗光(大杉漣)と川上操六(國村隼)は出兵の準備を始める。日清戦争が始まろうとしていた。


キャスト




エピソード集



明治日本の写真

御前会議
日清戦争前の広島大本営での御前会議。
中央 明治天皇、右端から川上操六、大山巌、伊藤博文、
左端から樺山資紀、西郷従道、山県有朋、有栖川宮熾仁親王


仁川上陸
仁川に上陸した混成旅団の先遣隊


浪速
東郷平八郎が艦長を務めていた巡洋艦浪速

第一話ゆかりの地

  江田島  : 現在は海上自衛隊の学校となっている旧海軍兵学校の校舎。