友人子規

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友人子規

書名

友人子規

著者

柳原極堂

出版

前田出版社

初版

昭和18年


  子規の幼馴染である柳原極堂が執筆した子規の評伝。「俳人子規」を描いている「子規・漱石」(岩波書店 高浜虚子)、「子規を語る」(岩波書店 河東碧梧桐)と違い、こちらは「学生子規」のエピソードが中心となっています。文学的な難しい話はどうも苦手だという方にはこの「友人子規」がお勧めです。
 内容としては子規の生家、家族、小中学校時代、そして帰省時など、松山における子規の逸話を集めた「郷里松山編」と、上京後に下宿先を転々とした子規の足跡をたどっていく「東京編」の2編構成。柳原一人の記憶だけで綴るのではなく、多くの同郷・同窓の関係者に取材して得た情報を元に構成されているので、学友達が語る様々なエピソードから子規の学生時代をより身近に感じることができます。子規と秋山兄弟が同居していたかもしれないという興味深い推論もあります。
 古書市場での流通は多く、価格も1000円〜2000円とお手頃です。当サイトでは2009年から復刻掲載していますが、これは良い資料なのでどこかの出版社で復刊してもらいたいものです。